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アレルギー診療

 

主なアレルギー疾患の治療方針

小児ぜんそく(ぜん息)

咳が出やすい、風邪をひくとぜいぜいするお子さんから吸入ステロイド薬をつかっていても発作をおこしてしまうお子さんまで、上手に薬をつかったり、日常生活を工夫することで症状がなくなるように治療をしていきます。

吸入薬の吸入のしかたの確認、呼吸機能検査、運動負荷試験などでぜん息の具合を診ていきます。アレルギー治療専門の看護師(アレルギーエデュケーター)がお手伝いをします。

 思春期・成人ぜんそく

ぜん息発作や調子が悪く、学校、部活、仕事に支障がでていませんか?

日常生活、学業、仕事を余裕をもってこなせるように自己管理、吸入ステロイド薬でコントロールしていきます。さらに、最先端の分子標的薬(保健適応)での治療もあります。

 

食物アレルギー

どの程度の食物アレルギーがあるかを食物経口負荷試験、血液検査で検査することで、必要最低限の食物除去になるように診断をします。食べられる量を知ることで、少しづつ食べていくことができるように食事療法を指導します。

症状が出てしまった時の家庭での緊急時対応としてアドレナリン自己注射(エピペン)の使い方をできるようになるまで練習します。

食物経口負荷試験は、2023年2月下旬から実施予定です。

 

 アトピー性皮膚炎

赤ちゃんの頬や体の湿疹、お子さんから大人の方で、なかなか良くならなかったり、よくなったり、悪くなったりを繰り返しているアトピー性皮膚炎では、スキンケアの具体的な方法、ステロイド外用薬等の適切な塗り方をていねいに説明し、お子さんでは、かゆみのない、ツルツルの皮膚を目指して治療をしていきます。

スキンケアの指導は、アレルギー専門看護師(アレルギーエデュケーター)がお手伝いします。

花粉症

花粉症の代表は、スギ花粉症です。その他にも、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、雑草では、イネ科、ブタクサ、カナムグラ、ヨモギをはじめとても多くの花粉が原因となっています。

症状は、目のかゆみ、鼻のかゆみから始めり、鼻水、くしゃみ、眼の充血、増悪すると鼻閉、副鼻腔炎の原因、春季カタルといって重症の眼症状がになることもあります。

現在、できる治療は、

第1段階:花粉を避ける方法として、マスク、メガネ、鼻洗浄、眼洗、空気清浄器などの使用(当院で指導します)

第2段階:抗ヒスタミン薬の内服、点眼、点鼻薬があります。(当院で対応します)

第3段階:点鼻ステロイド薬、点眼ステロイド薬、点眼免疫抑制剤があります。(当院で対応します)

第4段階:鼻粘膜が肥厚して、鼻閉が強い場合は、耳鼻科で外科的に粘膜肥厚を除去する方法があります(当院では行っていませんので、適切な医療機関に紹介します)

アレルゲン免疫療法:花粉やアレルゲンに反応する免疫的体質を改善する治療方法です。上記の段階にかかわらず治療を始めることができます。現在対象となるのは、スギ花粉とダニに対するアレルギー性鼻炎です。

治療薬は、口の中に入れておく薬を毎日内服する方法(舌下免疫療法:SLIT)と1~2週ごとに注射をする方法(皮下免疫:SCIT )がありますが、最近のおすすめは、舌下免疫療法です。子供から高齢者まで可能です。

ただし、簡単ですが、できるだけ毎日錠剤を年単位(3年以上)で、内服しないと十分な効果がでません。きちんと治療がすすむと、その後はスギ花粉症から解放されます。

治療を継続するためには、治療の必要性、進捗状況を確認しながらの受診によりお手伝いをさせていただきます。

 

 

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